こげ先生/ KOGE塾 塾長

こげ先生 KOGE塾 塾長 ✕ 地方創生ユニオン

 
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前編:塾長としてのスタート

私、古家一隆一郎は兵庫県出身で、現在は福井大学の学生です。私の教育への旅は、大学生活と並行して始まりました。大学1年生のとき、塾講師としての経験をスタートし、コロナ禍によりアルバイトが減少した際、オンライン学習塾を立ち上げるきっかけを掴みました。このプロジェクトは、友達の弟が塾に通う時間がないという問題を抱えていることから生まれました。彼は部活動で忙しく、塾のスケジュールに合わせることが難しかったため、オンラインでのサポートを始めることにしました。これは約3年前のことです。
始めはただの個人的な支援でしたが、徐々にその学生の友人たちも私の指導を望むようになり、気がつけば6人の生徒を教えるようになりました。この時、ある生徒の母親から「お金を支払いたい」との申し出があり、そこで初めてオンライン学習塾としての道を歩み始めました。最初の2ヶ月は無償で教えていましたが、生徒たちの成績が上がるにつれ、その価値を認めてもらえるようになりました。

中編:塾の成長とInstagramでの成功

私の塾経営は、まさに「気付いたら起業していた」という形で進展しました。当初はInstagramを通じて学生向けに情報を発信していましたが、集客に繋がらないと気づき、保護者向けのコンテンツに切り替えました。この戦略の転換が功を奏し、わずか1~2ヶ月でフォロワーが3,000人に増えました。この成功により、私の塾はオンラインで生徒数が20~30人に増加しました。
この成長を背景に、次は対面での教育を目指し、福井県駅前に店舗を構えることにしました。福井県は若者のサポートが盛んで、地域の産業支援センターや福井新聞といったメディアとの協力も得られました。店舗を開く際には285万円の助成金を獲得し、OA機器やリノベーションの資金に充てました。これによりオンラインと対面の両方で生徒数は70名ほどに増加しました。

後編:地域との関わりと未来への展望

私は自分を「天才起業家」とは思っていません。私の目標は常に教育者として子どもたちとの関わりを大切にすることです。私は福井県での生活を楽しみ、地元の大人たちの手厚いサポートを受けてきました。この経験は、私の事業に大きな影響を与えています。
同時に、私のビジネスは福井県の地域活性化にも貢献しています。全国から集めた収益を地元に還元することで、地域経済にプラスの影響を与えています。さらに、私はSNSマーケティングの会社「株式会社meme」の立ち上げにも関与しました。この多角的な活動を通じて、私は教育と地域活性化の双方に貢献していると考えています。
これからも、私は教育者として、そして地域社会の一員として、より多くの人々に価値を提供し続けたいと考えています。私の旅はまだ始まったばかりです。