ながさとさん | 移住農家0年生

ながさとさん ✕ 地方創生ユニオン

 
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〘自己紹介〙 初めまして、HATTO代表の永里勇士です。私の人生は、農家さんの下で学ばせて頂くことから始まりました。昭和57年6月29日生まれの愛知県稲沢市出身、高校卒業後に東京へと上京しました。27歳の時、右手指3本を切断する大けがを経験し、それが私の価値観を根本から変えました。このけがを乗り越える過程で、不思議な体験をし、それが私を心理学や哲学、宗教など心の分野に深く没頭させるきっかけとなりました。その後、会社員を辞め、メンタルトレーナーとして独立。セッションを通じて、心の健康には食と環境が不可欠であることに気づき、独学で学び始めました。今年の1月、友人からの「一緒に農業を始めてみない?」という言葉がきっかけで、4月に長野県にIターンし、単身赴任で新規就農を目指し農業を始めました。この移住は、(株)ごっつ社長の加藤さんの縁によるものです。現在は、様々な農家さんから学びながら、来年のねぎ農家としての新規就農を目指して頑張っています。家族は妻と2人の子供(高校1年生と中学3年生の男の子)で、彼らの高校受験が終わる2年後には一緒に長野へ移住する予定です。農業という新しい分野での挑戦を通じて、健康と環境に配慮した生活を提案し、多くの人々にインスピレーションを与えていきたいと思っています。
〘出身地の魅力〙 私の出身地である愛知県稲沢市の魅力を紹介します。
①国府宮裸祭り:私の地元で行われる国府宮裸祭りは、日本三大裸祭りの一つです。このお祭りのユニークさとエネルギーが私のお祭り愛を育んだかもしれません。
②祖父江町の銀杏:同じく祖父江町は、銀杏の木で有名です。ここでは、「いなざわ植木まつり」という植木や苗木の即売会が春先に開催されます。緑が豊かなこの地域は、自然愛好家には特におすすめです。
③名鉄国府宮駅の利便性:我が地元にある国府宮駅は、特急も急行も止まる便利な駅です。地元の人たちにとっては、この駅がどれほど便利であるかは言うまでもありません。
④三菱エレベーターの専門工場:稲沢には、世界最高レベルの高さ173メートルを誇るエレベーター試験塔を持つ三菱エレベーターの専門工場があります。地元の人々は、この塔を見ながら成長してきました。それは私たち稲沢出身者にとって、特別なシンボルの一つです。 このように、私の出身地にはユニークで魅力的な文化や施設がたくさんあります。これらの特色が私の人生に大きな影響を与えてきました。
 
〘在住地の魅力〙 現在は、2024年に「住みたい田舎ベストランキング(村部門)」で4年連続全国一位に輝いた村、長野県上伊那郡宮田村に住んでいます。この村の魅力をいくつかご紹介します。
①コンパクトな生活圏:宮田村の特徴は、生活に必要なものが半径2キロ以内に揃っている点です。スーパーや飲食店、ドラッグストア、学校、医療施設、福祉施設が全て揃っており、生活が非常に便利です。法人数が多く、財源も豊かで、子育て支援も充実しているため、多くの子育て世代が移住してきます。
②自然を活かしたアクティビティ:宮田村は、公園、スキー場、ゴルフ場、キャンプ場、釣り場、バーベキュースポットなど、さまざまな自然を楽しめるアクティビティーが豊富にあります。車で約10分の距離にこれら全てがあり、大きな公園が村内外にもあるため、子育て世代にとって理想的な住環境です。
③地域コミュニティの温かさ:宮田村の人々は非常に優しく、外から来た人々を暖かく迎え入れる気質があります。私も地元の方によく飲みに誘われたり、近所の方が声をかけてくれたり、地域の行事に招かれたりしています。ここに来て、人の優しさがこんなに素晴らしいものだと日々実感しています。
 
〘関わりの深い都道府県〙 私の人生に大きな影響を与えた二つの都道府県、鹿児島県と長野県についてお話しします。
①九州・鹿児島県:私の両親は鹿児島県出身で、幼少期には毎夏、愛知から飛行機で鹿児島を訪れていました。特に母方の祖父母が養豚業を営んでいたため、農家の生活を身近に感じて育ちました。山や川で遊ぶ楽しさも、この時期に培われた原体験かもしれません。最近になって、これらの経験が私の自然愛と農業への興味に大きく影響していることを感じています。
②長野県・松川町:子供の頃、秋になると両親とリンゴ狩りに行っていました。その時の楽しさや農家の人々の優しさが強烈な印象として残っています。宮田村に移住してから気付いたのですが、そのリンゴ狩りに行った場所は宮田村と同じ南信エリアの松川町でした。偶然の一致に驚きつつ、当時の経験が今の私の農業への情熱に繋がっていると感じています。このように、私の生い立ちや成長には鹿児島県と長野県が深く関わっています。自然や農業への愛情は、これらの地での幼少期の経験から育まれたものです。これからも、これらの地域への深い感謝を忘れずに、農業に取り組んでいきたいと思います。
 
〘地域活性化のためやってみたいこと〙 これまで、伊那谷の野菜を広めるために、友達の農家さんと協力し、限定セットを販売しました。また、飯田市にある「唐揚げビリー」さんのキッチンカーでアルバイトをしており、友人と共にソフトクリームのキッチンカーを出す計画もあります。この地域はお祭りが多く、自分もお祭りが大好きです。中期的にはブルーベリー狩り農園、さらに、我が地域のこだわり野菜を詰め込んだ、伊那谷産の有機野菜の直販を実現させる計画も進行中です。地域の村に感謝の気持ちを持っており、役場の人たちや地域の皆さんと連携して、人々が訪れたくなるような企画やイベントを企画しています。地域の魅力を伝え、活性化に貢献することが私の目標です。地域のために力を尽くしていきたいと考えています!